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紹介

木工家

濱田 政光(はまだ まさみつ)

1950年 北海道江別市生まれ
 青山学院大学Ⅱ部文学部教育学科卒業
 東京都内にて6年間教職(聖心女子学院 初等科)
1983年 妻の郷里の秋田県金浦町へ転居
1985年 家具工房「一羊舎」創設

埼玉県の大宮市(現さいたま市)に住んでいた頃、春日部のとある喫茶店(亭主自称博物館)にあった17~19世紀の家具(主に西欧)を見、長い間使い続けられてきた家具の風格に魅せられました。
当時高度成長期からの使い捨ての時代ではありましたが、このようにモノを造り使い続けるという「文化」との出会いによって開眼させられました。
秋田に転居してまず、家族が生活することと「木」についての知識を得るために製材所に仕事を求めました。
その製材所は原木の伐採から製材、乾燥、出荷を一貫して行っていたので、森で生長した木がどのようにして一枚の板、一本の柱になるのかを、仕事として見ることができ、大きな収穫でした。
趣味の期間を加えれば二十年以上家具を作り続けていますが、この間どこかに弟子入りしたり、学校で技術を学んだりしたことはありません。
「使う人に愛され、いかに長い使用に耐え得るか」をテーマに作り続けるうちに技術は自然に備わってくるものです。
木への思い、道具への思いが家具という形になるような仕事でありたいと思っています。

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